本物の味醂とお屠蘇

おせち料理は家で作るものと京都の料亭のものを

半分半分にするのが定番。

わたしの実家と旦那さんの実家に元旦のお届け物として

おせち料理を用意するのがいつしか決まりになってきたので、

12月は情報収集しながらどこのおせち料理にするか検討するのが

楽しかったりします。

今年はぎりぎりまで決定がずれ込み、ご近所の南禅寺御用達の料理屋さんの

ものにしました。


さて、お正月におせち料理よりもお雑煮よりも先に口にするものといえば、

お屠蘇ですね。

今年はいつも様々な食情報をいただいたりイベントでご一緒させて

いただいている育子さんに年末のお忙しい中施設まで届けていただいた、

佐賀県のおおきな樹さん手製の生薬をもとにお屠蘇を作りました🎵


袋も一つ一つガーゼを手縫いなんですって。


入っている生薬はこちらの通り

(おおきな樹さんのフェイスブックよりお借りしてます)


もうね、すっごく香りがよくって♡

生薬って匂いによる心身を整える力が大きいと思うなあ。


育子さんから、

「お屠蘇もいいけど紅茶に入れるとチャイみたいな感じで美味しいよ」

と教えていただき、でもお屠蘇一つしか買わなかったから

この貴重な一袋を紅茶に入れるか迷いに迷い。。。。。

迷うくらいなら紅茶用にお屠蘇のもとを買えばいいやんか、と

こちらのお屠蘇を買いました😊


創業100年余 京都二条中嶋生薬のお屠蘇です。

これを紅茶用にかなりたくさん買い込みました。


これまた本格派の味でして、紅茶に入れて飲んでおります。

しばらくやめられへんな、この味♡


それでお屠蘇を浸すお酒なんですけど、わたしは今年は味醂のみで作りました。

味醂は三河みりんです。


味醂が日本に登場したのは戦国時代。

味醂は調味料というよりお酒、「もち米のリキュール」です。

江戸時代は甘口の高級酒として蜜醂酒とか美淋酒とか呼ばれていたんですって。


現在味醂と呼ばれて販売しているものの中には、醸造期間が短くて

糖類やアルコール、化学調味料などが添加されたものが多く、

本物をきちんと見極めないととても味醂とはいえないものを買ってしまう

可能性が大。


食品の原材料表示は通常多く入っているものから書かれていますが、

お酒に関してはそれがあてはまらず、ただ入っているものを書けばいいという

ことになっているので、一体なにが主材料でなにが多いのか不明だったり

するんですよね。


味醂はお酒扱いですから、きちんとチョイスしなくてはならないわけで。

味醂独特の甘みも糖類の添加で出されている場合もありますし。


上記の話は三河みりんの販売をしている(株)角谷文治郎商店さんから

味醂の料理教室で教えていただきました。

教室のこと、まだここに書けてなかった。。。

とても面白い教室だったのであたらめて書きますね。


味醂もお屠蘇の生薬も、香りの織りなすパワーはすごいものがあります。


三河みりんはそのまま飲んでも美味しいからお気に入り。

いい味のお屠蘇ができて、すっきり新しい年を迎えることができました🎵

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