才能が爆発!

粘土とビーズで作ったメダル。

ビーズやキラキラしたものが大好きな男の子と一緒にいっぱいつくったメダルが

乾燥して出来上がりました。

出来上がったメダルを「ミリ先生と他の先生たちにあげる」とくれたのが上の写真。


「せっかくつくったんやし、持って帰りね」といったんだけど、

「いいねん、あげるって」といって、照れながらスタッフみんなに配って

歩いていましたっけ。


自分が一生懸命作って、出来上がったものを一人占めするのではなく共有したい、

分かち合いたい、本心はそうなんだけどうまく表現できなくて

いつもぶっきらぼうな彼ですが、コミュニケーションがとれるようになるまで

時間を要した経緯がある私たちスタッフにとって、

メダルをあげよう、と思ってくれた彼の気持ちの動きがとてもうれしくて、

なんだかとても安堵したといいますか、ホッとしたのでした。


でも、一番いい出来上がりのものは丁寧に箱につめて持って帰ったけど(笑)

うれしかったな😊

こちらは造形の時間に、いつも驚きの展開を見せてくれるHちゃん。

Hちゃんはいつも「芸術は爆発だ!!」という言葉そのままの表現力を発揮して

私たちの見る目を楽しませてくれます。


色粘土と白い粘土をまぜて、絶妙な色合いで作った粘土をひっつけてオブジェに。


はじめは、近づいたふだけで、首をふってノー❗️を体であらわして意思表示をして、

なかなか距離が縮まらなかったのですが、ある時から、突然そばにいることをOKと

してくれて、今では自分で履いていた靴下をわたしの鼻先に持ってきて

「くっさーい」と共感してくれと要求してくるほどになりました(笑)


うちの施設にくると毎回リラックスして排泄がすっきりでるようになり、

こどもって正直だなあと思わせてくれるHちゃん。


一昨日、お母様が家で一生懸命書いたんです、と持って来てくださったカラフルな絵。

わたしもスタッフたちもHちゃんの描く絵、好きなんです❤️

言葉の数が少ない子ですが、いつも表現する絵は色がたくさんで楽しい。


私たちの施設では、絵画・造形・陶芸などの活動を通して、

それぞれのお子さまの特性や興味どころ、成長に合った表現方法を見つけだし

伸ばしていくことを目的にしています。


つくりたいものをつくり、かきたいものをかく。


自由な表現と自分だってできるんだ!という自己肯定感。

「楽しい」が「特技」になり「自信」が「生き抜く力」になる、これが講師陣一同の

思いと願いです。

そしていつかこどもたちの作品を多くの方々に見ていただける機会をつくりたい、

そう思っています。