miri


1993年より京都府下の市町村にて保健師
として乳幼児健診、育児相談、発達障がい
を持つ子どもの支援などの母子保健分野に
12年間従事。
2005年~現在、京都の総合病院の健康管理
センターで健康相談室持ち、アンチエイジ
ングや健康増進予防の保健指導を行っている。
保健師活動とは別に、2011年より香りと
嗅覚について学びはじめ、2013年から
児童発達支援施設で障がいのあるこどもを
対象にした香りセッションのサポートに
携わる。

また、食や栄養療法を学ぶ中で嗅覚と味覚の
関係に注目し、新たな食育の構

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愛と抱擁のホルモン

オキシトシンは信頼や愛情といった感情に関わっている大事なホルモン。視床下部から放出されるオキシトシンはさまざまな「行動制御」に関わっているホルモンです。たとえば、摂食制御、鎮痛、抗不安、ストレス反応抑制、雄雌の性行動、母性行動、雄雌の絆(同性間の絆も)、社会記憶促進作用といったことがあげられます。つまり、食べる事、ストレス、社会的接触、性行動(オーガズム時など)出産、授乳によってオキシトシン放出は促進されるわけです。雄の場合、受け入れ可能な雌を見たりにおいを感じたりという視覚臭覚刺激だけでもオキシトシンのニューロンが活性化されるらしい♡相手と強く関わるときにオキシトシンの放出が促進されます。信頼や愛情といった感情とふか~く関連しているホルモンなのです。オキシトシンが分泌されると、視線の領域も目に集中するようになり相手の目をみつめることで、他人の感情をよりよく理解できるという報告もあります。人同士だけではなく、ペットに見つめられることでもオキシトシンはば~っと出ますし、赤ちゃんが産道を通る時に、脳虚血にならないように脳を守るという非常に大事な役目もオキシトシンにはありますね。1998年の海外の研究からの話ですが、自閉症と診断されたこどもたちの多くは、血漿中のオキシトシンレベルが低いことがわかっています。最近では、オキシトシン受容体遺伝子にある変異体が、自閉症が進むリスクに関与していることもわかったそうです。米国では3年ほど前から、鼻から人工オキシトシンを入れる治療もはじまっているとのこと。日本でも某大学がこの研究に協力してくれる自閉症児を募っていました。数年前に参加したある医学会で、昨今の子どもの虐待にもこのオキシトシン分泌が関連しているのではないかと言われていました。この場合はこどもというより親側の、ということですね。その原因は環境ホルモン。この環境ホルモンが何らかの作用を引き起こし、オキシトシン分泌に悪い影響を与えている可能性がある、ということです。環境ホルモンが私たちの本来持つホルモンに影響を与え、内分泌系撹乱させることは世界的に研究や調査で明らかになってきているので、オキシトシンがその影響下にあるということは十分にあり得ることではないでしょうか。欠乏すると、とんでもない行動を引き起こしたり攻撃的になったり、信頼や愛といった人として生きていく上でとても大事な行動に多大な影響を及ぼします。でも逆にオキシトシンが沢山でていると場合によっては相手に裏切られても裏切られてもいつまでも相手を信頼するようになるのだとか~!!か、かなしい。。。。。(涙)ホルモンのバランスって本当に絶妙ですごいな~と思いますね。この大事なホルモンであるオキシトシンは、肌をなでると分泌アップするということが科学的に証明されていますよね。また、脳からだけでなく、肌の表皮細胞でも合成されて、刺激受けると放出されるということも発見されています。マッサージやタッチングがなぜいいのか、ということもこの点から考えても納得のいくことですね。インファントマッサージ(ベビ-マッサージ)や子どもやパートナーとのふれあい、日々の肌のお手入れや自分のBODYのマッサージを丁寧にやさしく行うことは、大切な心身の安定のために必要なことだと思います。私はパートナーとはマッサージをし合うことがよくありますが、みなさまはいかがでしょうか。あと、ハグも大事!20秒間程度でもオキシトシン分泌がアップしますよ。